解決事例

Resolution case

相続手続で発覚した不審な預金引出しを追及し、返金を実現した事例

history of the problem

事業を営んでいた親御さんが他界され、相続の手続を進めている中で、身近な人物が長年にわたって預金を使い込んでいたのではないかという疑いが生じたため、ご相談にいらっしゃいました。


Client Issues and Desired Outcomes

希望点・争点

相手方は、自分が関与していない引出しもあるし、自分が引出しをしたときには被相続人の依頼や了承を得ていた(事業資金や生活費などに充てるためであった)などと説明していました。

依頼者は、相手方の説明に納得することができず、もし被相続人が不当に財産を奪われていたのであれば取り戻したいとのご希望でした。

疑わしい引出しの件数が多く、期間も長期にわたっており、個々の引出しについての関与や不当性をどの程度説得的に裏付けられるかが課題でした。

Consequences of this issue.

金融機関や医療機関を始めとする各所から資料を取り寄せ、これらを横断的に分析することにより、それぞれの引出しの手段・場所や当時の被相続人の病状・生活状況などを明らかにしました。

また、被相続人の事業の収支や家計の状況、通帳や印鑑の管理状況などについて、事業の関係者やご家族から事細かに聴取しました。

こうした調査・分析に基づき、相手方の説明には信用性がないことを主張すべく努めた結果、最終的には相応の返金を受けることができました。

Attorney’s Commentary on Key Legal Points

経営者のご家族の方へ

ご家族が亡くなった後、口座を確認していたら不審な引出しを発見したという事案は、残念ながら少なからず見受けられます。

特に、事業収益により多額の貯蓄をなさっていたような方は、ご家族が把握していないお金の出入りが多いこともあって、調査や責任追及が難しい場合も少なくありません。

誰が引出しを行い、何のためにそのお金を使ったのか、そしてそれは法的に返還を求めることができる性質のお金なのか、といった事項を証拠に基づき1つ1つ丁寧に検討していくことで、被相続人がご家族に遺そうと思っていた財産を取り戻すことができる場合があります。


この事件を担当した弁護士

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Chiaki Suzuki

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