2024.06.21
IPOってなに?メルカリみたいに、誰でも株を買えるようになるの?
近年、ニュースで「〇〇株式会社がIPO!」という言葉をよく耳にするようになりました。IPOとは何でしょうか?
IPOとは「Initial Public Offering」の略で、日本語では「新規公開株式」や「新規上場株式」と呼ばれます。 簡単な言葉で言うと、これまで非公開だった会社が、証券取引所に株式を上場し、一般の投資家に広く株式を売り出すことです。
例えば、フリマアプリのメルカリは、2022年3月に東京証券取引所マザーズ市場に上場しました。上場後、メルカリの株価は大きく上昇し、多くの人がメルカリの株を購入しました。
IPOのメリット
企業にとって、IPOにはたくさんのメリットがあります。
資金調達
新規に資金を集めることができ、事業拡大や設備投資などに活用できます。
知名度向上
証券取引所に上場することで、企業の知名度や信用度が向上します。
株式の流動性向上
上場することで、株の売買が活発になり、株主が株を換金しやすくなります。
人材獲得
優秀な人材が転職先に選ぶ基準の一つとして、上場企業であることが挙げられます。
投資家にとってのメリット
投資家にとっても、IPOにはメリットがあります。
成長性の高い企業に投資できる
IPOを目指す企業は、将来性が高いと考えられている企業が多いです。
値上がり益を狙える
上場後、株価が上昇する可能性があります。
配当金を受け取れる
上場企業の中には、株主に配当金を支払っている企業があります。
誰でもIPO株を買えるの?
IPOの株式は、抽選販売や裁量配分と呼ばれる方法で投資家に配分されます。つまり、誰でも必ず買えるわけではないのです。
また、IPO株は値上がりする可能性がある一方で、値下がりする可能性もあります。投資には必ずリスクが伴うことを忘れずに、慎重に判断することが大切です。
身近な企業のIPO
最近では、メルカリ以外にも、様々な企業がIPOを目指しています。例えば、フードデリバリーのUber Eatsや、シェアサイクルのHello CycleなどもIPOを検討していると言われています。PayPayも将来的には上場を検討していると報じられています
身近な企業がIPOするということは、私たちもその企業の成長を間近で応援できるということです。ぜひ、IPOに関するニュースにも注目してみましょう。
まとめ
IPOは、企業と投資家双方にとってメリットのある制度です。今後も、多くの企業がIPOを目指していくことでしょう。