2024.04.25
【仕様書と契約書】似ているけど役割は違います!
一見、似ている仕様書と契約書。
しかし、実はそれぞれ異なる役割を持っています。
仕様書と契約書の違いについて解説します。
仕様書とは
仕様書は、製品やサービスの具体的な内容を定めた文書です。
機能、性能、デザイン、納期など、詳細な仕様を記載することで、発注者と受注者の間で共通認識を持ち、品質を確保することを目的としています。
契約書とは
契約書は、発注者と受注者の間の権利義務関係を定めた文書です。
代金、支払い方法、納期、キャンセル条件、守秘義務、損害賠償責任など、契約に関する重要な事項を記載し、法的拘束力を持つのが特徴です。
仕様書と契約書のまとめ
分かりやすく例えると、仕様書は設計図、契約書は建築請負契約書のような関係と言えます。設計図は建物の構造やデザインを具体的に示す一方、建築請負契約書は工期や費用、支払い方法などを定め、法的効力を持つものです。
仕様書
製品・サービスの内容を詳細に記述
契約書
権利義務関係を定め、法的拘束力を持つ
仕様書と契約書のポイント
- 2つの役割を理解し、混同して契約をすすめない
- 内容に矛盾がないように作成・管理する
- 必要に応じて専門家に相談する